ペット共葬

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ペット共葬とは

ペット共葬とは、人とペットの遺骨を同じお墓に納める供養スタイルで、ペットを家族の一員と捉える現代的価値観の表れとして急速に普及しています。2000年代以降、ペット連れ家族の増加とともに需要が高まり、現在では樹木葬・永代供養・一般墓の各タイプでペット共葬対応の霊園が登場。ただし伝統的な仏教の戒律で人とペットの合葬を避ける宗派もあるため、施設選びでは宗教対応の確認が必須です。

ペット共葬の主な形態

ペット共葬の主な形態は次のとおりです。①完全同葬型:人とペットを同じカロートに、最も一体感のある樹木葬で多い。②同区画別納骨型:同区画内で納骨スペースを分ける、宗教的配慮しやすい一般墓系。③ペット専用区画併設型:人のお墓と隣接、寺院でも取り入れやすい。④メモリアル合祀型:複数家族のペットを共同埋葬。⑤手元供養併用型:ペット遺骨は手元、人のみお墓に納骨。

ペット共葬の費用相場

ペット共葬の費用相場は次のとおりです。①樹木葬タイプ:人+ペット30〜100万円。②永代供養墓タイプ:50〜150万円、ペット追加納骨は1〜5万円別料金の場合あり。③一般墓タイプ:墓石+区画200〜400万円、ペット納骨スペース20〜50万円。④ペット火葬:合同5,000〜2万円、個別2〜5万円。⑤年間管理費:永代供養込みなら不要、別途なら1万円程度。⑥宗教法要:仏式ペット用戒名や供養も対応する寺院あり。

ペット共葬を選ぶ際の注意点

ペット共葬を選ぶ際の注意点は次のとおりです。①宗教・宗派の確認:寺院運営は事前確認必須。②家族の合意:人と動物を同じお墓にすることへの抵抗がある親族も。③契約条件:「現在飼っているペットのみ」「複数ペット可」など制限様々。④納骨スペース:将来追加できるか確認。⑤ペット種類:犬・猫はOKでもエキゾチックアニマルNGの施設も。⑥納骨タイミング:ペットだけ先に納骨できるか。⑦名前彫刻:ペット名を墓誌に刻めるか。

ペット共葬を希望される方の取材を続ける中で、私は「家族の一員」という言葉の重みを強く感じています。先日取材した60代の女性は、20年連れ添った愛犬を看取られた直後に「私が死んだらこの子と同じお墓に」と樹木葬を生前契約されました。お墓は「死者を弔う場所」であると同時に「生者の心の拠り所」。ペット共葬を選ぶ理由を、家族や親族にも丁寧に説明し、誰もが納得できる選択にしてください。

— お墓さがし.jp 編集長 / 中村 千鶴

✍️ 執筆:中村 千鶴 / お墓さがし.jp 編集長|元新聞社生活文化部記者→ライフエンディング業界専門誌編集デスク

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